こんにちは。
ひでまるノートです。
みんさんは、コーヒーを毎日飲みますか?
僕は、眠気覚まし、一息入れる目的で毎日4,5杯、多い日だと1日6杯飲むこともあります。
たまに、胃もたれして、気持ち悪くなったり、胃痛や腹痛、吐き気がして飲み過ぎかな?と思うことがあります・・・
あなたはどうですか?
おそらくデスクワーカーの方で、僕と同じように休憩のたびにコーヒーを飲んでいませんか?
そして、「コーヒーには、カフェインが含まれているから飲み過ぎは体に良くない!」と考えていませんか?
参考サイト:カフェイン | 全日本コーヒー協会
たしかにコーヒーを飲み過ぎてしまうと胃痛や腹痛、頭痛、めまいといった症状や病気になるリスクが高くなると言われています。
ですが、コーヒーは正しい量を飲むことで、病気を予防する効果や美容健康効果があります!
ということで、今回は、コーヒーの効果のメリットと飲み過ぎによるデメリットについてのお話です。
毎日、コーヒーを美味しく飲むために、一緒に勉強していきましょう。

コーヒーの効果のメリット
まずは、メリットからお話していきます。
循環器疾患と呼吸器疾患の死亡リスクを下げる
ビックリしたのですが、「コーヒーを毎日飲んでいる人は、飲まない人に比べて死亡リスクが低くなる」という研究データが発表されています。
特に、心疾患死亡、脳血管疾患死亡、呼吸器疾患死亡での死亡リスクが低下していることが統計データからわかっています。
コーヒーを1日3~4杯飲む人の死亡リスクは、全く飲まない人に比べ24%低いことが分かりました。さらに、飲む量が増えるほど危険度が下がる傾向が、統計学的有意に認められました。
研究開始から5年以内の死亡例を除いた場合や、男女別の場合も検討しましたが、コーヒーと死亡リスクとの間には同様の関連がみられました。引用元: コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連について | 国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究グループル
病気を予防する
コーヒーを毎日飲むことで病気の予防につながるという研究データも多くの研究機関から発表されています。
- パーキンソン病の予防(参考サイト:パーキンソン病の発症を抑える可能性。 | 全日本コーヒー協会)
- 認知症の予防(参考サイト:隠れた脳出血を、コーヒーが予防。 | 全日本コーヒー協会)
- 2型糖尿病(参考サイト:(国立研究開発法人)国立国際医療研究センター 糖尿病研究部)
- 肝硬変を予防する(参考サイト:続続・肝炎ウイルス十話)
コーヒーを飲むことで病気を予防することが統計データから証明されていきていますが、「なぜコーヒーが病気を予防するのか?」といったメカニズムの解明まではできていないようです。
ガンの発症率を低下する
コーヒーを毎日飲む人は、飲まない人に比べてガンの発症率が低下するという研究データも多くの研究機関から発表されています。
- 肝臓がん(参考サイト:コーヒー摂取と肝がんの発生率との関係について | 国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究グループ)
- 胃がん(参考サイト:コーヒーを飲むと胃がんの罹患率が下がる!? – 大塚製薬)
- 膵がん(参考サイト:緑茶・コーヒー摂取と膵がんとの関連について | 国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究グループ)
- 大腸がん(参考サイト:コーヒー摂取と大腸がんとの関連について | 国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究グループ)
男性は関連性がみられていないようです。 - 子宮体がん(参考サイト:コーヒーと子宮体がんの発生率との関係について | 国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究グループ)
- 乳がん(参考サイト:コーヒー摂取、うつ症対策に有用:日本食品機能研究会)
ただ、コーヒーを飲むことで膀胱がんの発症率は高くなるという研究データが発表されています。
なので、コーヒーを飲むことですべてのガンの発症率が低くなるということではないので注意してくださいね。
参考サイト:喫煙、コーヒー、緑茶、カフェイン摂取と膀胱がん発生率との関係について | 国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究グループ
脂肪肝を抑制する
脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が多く蓄積された状態のこと。
健康診断などのときに指摘されたことがある方ならわかるかもしれませんが、内蔵脂肪のことです。
なんと日本人の4人に1人が脂肪肝だと言われています。
「隠れ肥満」という言葉を聞いたことありませんか?
見た目は痩せてそうだけど、内蔵脂肪がついている人のことです。
つまり、自覚していない人も多いってことですよね・・・
でも、実はこの脂肪肝、肝硬変や肝臓がんに進行する可能性があり、侮らないほうがよさそうなんです。
参考サイト:本当はコワイ脂肪肝 | カラダの豆事典 | サワイ健康推進課
そんな脂肪肝ですが、コーヒーを飲むと抑制することができるそうです。
肥満気味でコーヒーを飲む量が少ない人は、痩せていてコーヒーをよく飲む人に比べると脂肪肝が多いという結果が得られた。
つまり、肥満度は脂肪肝に関係していて、コーヒーはその脂肪肝の発生を抑えている可能性があることがわかったのだ。
二日酔いとむくみの解消
みなさんアルコールの飲み過ぎで頭痛を経験したことはありませんか?
いわゆる二日酔いの症状ですよね。
僕は苦い経験がたくさんあります・・・
この二日酔いの頭痛は、血管拡張作用があるアセトアルデヒドという物質が原因。
血管が拡張されると周辺の筋肉が刺激され、痛みとなります。
つまり、このアセトアルデヒドを体の外に追い出し、拡張した血管を収縮させることにより、頭痛が解消されます。
で、この二日酔いの頭痛に有効なのがコーヒー。
コーヒーに含まれるカフェインには、利尿作用と血管収縮作用があり、二日酔いに有効なんです。
参考サイト:コーヒーは頭痛薬で特に二日酔いに優れた効果がある。 | 新東京病院顧問 医師 清瀬闊
また、利尿作用があるので体のむくみにも効果的です。
脳を活性化させる
眠気を覚ます、集中力を増したいという目的でコーヒーを飲んでいませんか?
実は、コーヒーに含まれるカフェインには、覚醒作用があり、脳を活性化してくれます。
なので、眠気覚まし、集中力アップといった効果があります。
気になる効果の持続時間ですが、6-8時間ほど持続するそうです。
リラックス効果
コーヒーを飲む楽しみの一つに香りがありますよね?
僕は、この香りを嗅いで癒やされています。
実は、このコーヒーの香りには、ストレスを解消するリラックス効果があります。
「そんなこと言われないでもわかっているよ!」突っ込まれそうですが・・・汗
コーヒーの香りを嗅ぐと脳にアルファ波が生じて、脳がリラックス状態になるそうです。
参考文献:コーヒー摂取による心理生物学的ストレス反応の軽減効果の検証
脂肪を分解し、燃焼しやすくする
最初に伝えておきます。
コーヒーを飲んだからといってダイエット効果があるわけではありません。
コーヒーは、脂肪を分解し、燃焼しやすくする効果があります。
これは、コーヒーに含まれるカフェインとクロロゲン酸の作用によります。
カフェインには、血行を促進して体の基礎代謝を高める働きがあります。
そして、クロロゲン酸は、脂肪を燃焼させてエネルギーに変換するミトコンドリアの働きを活発にします。
つまり、運動をする前、お風呂に入る前に飲むと、脂肪を燃焼しやすくしてくれる働きがあるということ。
なので、ダイエット効果ではありません。
また、コーヒーは胃壁を刺激して消化液の分泌を促すので、食後にコーヒーを飲むと消化を促進してくれます。
紫外線によるシミ対策
コーヒーは、カフェインばかりが注目されていますが、ポリフェノールが含まれているってご存知ですか?
実はコーヒーには、カフェインより多くのポリフェノールが含まれているんですよ。
特に焙焼していないコーヒーに多くポリフェノールは含まれています。
で、このコーヒーポリフェノール、紫外線対策になるんです!
成人女性を対象に行った調査では、コーヒーポリフェノール摂取量が多いほど、紫外線によるシミが少ないという結果が得られています。
引用元: ポリフェノールとコーヒー | ネスレ
これは、ポリフェノールの抗酸化作用が紫外線でダメージを受けた皮膚に大量に発生した活性酸素を消すからです。
ちなみに、活性酸素を放置してしまうとシミやシワの原因になります。
参考サイト:活性酸素とシミの関係性 | 株式会社 東洋厚生製薬所
コーヒーの飲み過ぎによるデメリット
コーヒーを飲み過ぎてしまうとデメリットもあります。
胃もたれによる胃痛
先ほど、「胃壁を刺激して消化液の分泌を促す」とお話しましたが、デメリットになることもあります。
それは、胃が空っぽなのに胃酸がたくさんでてしまうと胃がもたれて気持ち悪くなったり、胃が荒れてしまい胃痛や腹痛になることがあります。
なので、空腹時にコーヒーを飲む場合は、注意してください。
貧血の原因になる
コーヒーに含まれるカフェインとタンニンには、鉄分の体内吸収を阻害する性質があります。
体内から鉄分が不足すると貧血の症状を引き起こします。
貧血とは、血液一定量あたりの赤血球またはヘモグロビンが少ない状態のことです。
引用元: 鉄と貧血 – 埼玉医科大学
なので、食事の1時間以内は、コーヒーの摂取を控えたほうがよいです。
骨粗しょう症のリスクが高まる
コーヒーを飲み過ぎてしまうと、カルシウム不足が原因で発症する骨粗しょう症のリスクが高くなります。
これは、コーヒーに含まれるカフェインが原因。
先ほどコーヒーに含まれるカフェインの利尿作用により、二日酔いの頭痛、体のむくみ解消効果があるとお話しました。
一方で、利尿作用により、尿と一緒にカルシウムが排出されてしまうといったデメリットも存在するからです。
参考サイト:予防について | 公益財団法人 骨粗鬆症財団
口臭の原因になる
コーヒーを飲み過ぎてしまうと口臭の原因になります。
原因2つあります。
- 胃酸過多
- タンニンとクロロゲン酸が舌に付着している
まずは、胃酸過多が原因の場合。
カフェインには胃酸の分泌を促進する効果があるとお話しまた。
通常、胃の中は中性。
ですが、胃酸過多になってしまうと胃の中が酸性になり、ゲップや息などが酸っぱいニオイになってしまいます。
これが、口臭の原因です。
そして、タンニンとクロロゲン酸が舌に付着していることが原因の場合。
タンニンとクロロゲン酸により、口腔内のPH値が酸性になってしまい、口臭の原因になります。
でも、舌に付着したタンニンとクロロゲン酸を洗い流してしまえば口臭は解消されます。
まとめ
いかがでしたか。
コーヒーを飲むことで病気を予防するなどのメリットもあれば、貧血や胃痛の症状を引き起こすといったデメリットもあることがわかって頂けたと思います。
簡単にまとめてしまうと、コーヒーには健康や美容効果はあるけど、飲み過ぎはダメってことですね。
特に、コーヒーに含まれるカフェインにメリットとデメリットがあります。
なので、コーヒー好きの方、コーヒーを美味しく飲むために、カフェインとうまく付き合っていきましょう。
ちなみに僕は、カフェインレスのインスタントコーヒーを活用しています。
目を覚ましたい、集中したいといった時には、カフェイン入。
リラックスしたい時には、カフェインレスといった具合にです。
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